【継続は力】 名もなきおじさんの人生後半戦!

生まれて半世紀が過ぎました。人生100年時代も後半戦。名もなき普通のおじさんの今持っている情報と、 これからの新たな学びや発見を気ままに発信します。

#20 【競馬】20世紀思い出のレース マイルチャンピオンシップ タイキシャトル(1998)

秋のGⅠシーズンたけなわですね。

 

20世紀の競馬通からすれば 短距離の名馬って沢山思いつきます。

古くは ニホンピロウィナー

もう少し後にはサッカーボーイ 

さらにダイタクヘリオスシンコウラブリイヤマニンゼファーノースフライト等々

おじさん世代には懐かしい名前ではないですか?

 

しかし20世紀のベストマイラーはなんと言っても

タイキシャトル

ですよね。

 

500㎏を越える雄大な馬体

鹿毛の馬が多い中で少数派と言える栗毛がむしろ神々しい

外国産馬ということもあり、黒髪の中に一頭ブロンドが混ざっているかのよう

大股で飛びが大きいため、ニホンピロウィナーのような回転はありませんが

逆に言うと一完歩の伸びが圧倒的

 

ざっくり言うとそんな馬でした。

 

1997年 3歳時のマイルチャンピオンシップ

同期のスピードワールドに続く2番人気でしたが、本番では

好位につけて直線で力強く抜け出す完勝劇!

勢いそのままに 当時は年末に開催されていたスリンターズステークスも完勝。

 

1998年は春のマイル王決定戦である安田記念を制し、

夏にはフランスGⅠのジャック・ル・マロワ賞を勝ち

そして私が思うベストレース同年11月のマイルチャンピオンシップに向かいます。

 

このレースはスタートからハイペースでしたが

楽々好位につけると

最後の直線では悠々と抜け出し2着に5馬身差の圧勝。

一歩ずつの歩幅の長さが違うというか

次元が違うというか

そんなに必死に走っている感じはなくて

でもエンジンがかかるとあっという間に引き離してしまう

しかも美しい、一頭だけモノが違う感じ。

 

馬券的には面白くなかったと思いますが、

そういうことは度外視して純粋にその強さに驚嘆し、美しさに感嘆したのです。

完全無欠な馬でした。

 

同年12月 連覇を目指したスプリンターズステークス

このレースでの引退を表明しておりましたので

圧倒的勝利でしめくくって欲しい いや間違いない

と思っておりましたが

ライバル達にとってもタイキシャトルに挑戦出来る最後のレース

執拗に競りかけてきた1歳下のマイネルラブに出し抜かれると

直線でいつもの伸びがなく、同期のシーキングザパールにも差されて

結局自身ワーストの3着がラストランになってしまいました。

 

生涯成績 13戦11勝(GⅠ5勝) 2着1回、3着1回

 

今週末 マイルチャンピオンシップが開催されます。

あれから20数年が経ち、20代の若者だった私も50代になりました。

でも時代は違えどタイキシャトルの神がかった強さ、美しさは色褪せません。

最近競馬を始めた人や若い人にも是非知って欲しい馬です。

 

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