【継続は力】 名もなきおじさんの人生後半戦!

生まれて半世紀が過ぎました。人生100年時代も後半戦。名もなき普通のおじさんの今持っている情報と、 これからの新たな学びや発見を気ままに発信します。

#23 【競馬】20世紀思い出のレース ジャパンカップ トウカイテイオー世界最高峰の勝利(1992)

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いやあ グランアレグリア強かったですね。引退レースの勝利お見事でした。

 

今週はジャパンカップが行われます。

20世紀の思い出のジャパンカップと言えばやっぱりこれ!

 

1992年 この年からジャパンカップは国際GⅠに格上げされました。

11月末というと欧米豪いずれもシーズンオフに入るタイミングなのですが

当時の世界最高賞金ということも相まって前年までを大きく上回る

錚々たるメンバーが揃いました。

 

ユーザーフレンドリー(イギリス)・・・セントレジャー賞GⅠ勝利、凱旋門賞2着など

ドクターデヴィアス(イギリス)・・・この年のイギリスダービー

エストフォーフェイム(アメリカ)・・・1990年のイギリスダービー

レッツイロープ(オーストラリア)・・・この年のオーストラリア年度代表馬

など

この年に全世界で行われたレースで最もハイレベルなメンバーと言われました。

迎え撃つ日本勢は

トウカイテイオーヒシマサルレガシーワールドレッツゴーターキンなど

大将格はトウカイテイオーですが、前走の天皇賞で7着惨敗を喫しており、正直

今年の外国馬には歯が立たないのではないか という見方が大勢でした。

 

レースはレガシーワールドが逃げ、ドクターデヴィアスとユーザーフレンドリーが

掛かり気味で2番手、3番手 折り合いを欠いたようで直線伸びず、

好位の外目で不利なく進めたトウカイテイオーと、

インコースで脚をためていたオーストラリアの好調馬ナチュラリズムが

直線でマッチレースとなり、わずかにトウカイテイオーが頭差抜けて1着。

エストフォーフェイム、レッツイロープは見せ場なく惨敗。

 

トウカイテイオーと言えば 3歳クラシック3冠の他、有馬記念2連覇など

史上最強と言われた偉大な父シンボリルドルフの初年度産駒、言わば長男。

 

父譲りの抜群の身体能力と端正なルックス、見るからにエリート感が漂っていて

カリスマ性もあって人気が高かったのです。

強すぎるが故に人気は(?)な父と違って、息子は幾多のケガや挫折からの復活という

弱さとドラマチックさがあってより一層人気を引き立てたのでした。

 

後のJRAのCMでトウカイテイオーを紹介するキャッチコピーが秀逸で

 

「天才はいる 悔しいが」

 

これはトウカイテイオーの本質を完璧にとらえた傑作だと思います。

そう、余裕を感じるくらい美しく勝つが、身体のバネが強すぎるが故にケガも多い、

でも苦しいリハビリを経てその都度華麗に復活する。

ファンの心を離さない天性のスターなんです。

 

このジャパンカップは相手が強くて圧勝とはいきませんでしたが、

いつも涼しい顔をしているトウカイテイオーが、この日ばかりは死力を尽くして

相手を競り落としたという意味で私としては彼のベストレースだと思います。

 

最後のレースとなった5歳冬の有馬記念も有名ですが、こちらはまたの機会に

触れたいと思います。

 

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