佐々木投手 完全試合おめでとうございます
160キロを超える真っすぐと、150キロ近いフォーク、しかも精度が高い!
そしてキャッチャー松川選手はついこの間まで高校生だからこれもびっくり。
あの剛速球を受けるのもすごいけど、恐れることなくあれだけフォークを投げさせる。
20歳と18歳で成し遂げた完全試合。凄過ぎて言葉で言い表せません。
そして 大学野球の世界でも注目のピッチャーが評判通りの快投を演じましたので
今日はそちらを採り上げたいと思います。
◆2022年4月9日 東京六大学野球 法政 4-1 早稲田
私が注目している法政2年の篠木君(木更津総合)、高校時代は甲子園大会が中止に
なった年代で、そういう点で一般的な知名度は低いですが、この世代屈指の好投手とし
て高校野球ファンの間では知られた存在。1年生だった昨年の法政はともにプロ入りし
た山下(ヤクルト)、三浦(DeNA)など投手陣が揃っていたのであまり出番はありま
せんでしたが、逆にダブルエースが卒業した今春、一躍エース候補として期待されてい
ました。
◆浮き上がる剛速球
ピッチャーの投げるボールは重力の関係で打者に近づくにつれて多少落ちてきます。
野球選手はそうした球筋に見慣れているのでピッチャーが投げた瞬間、その初速の
スピードによって瞬時に球筋を判断し、打ちにいったり、見送ったりします。昨日の
動画を見ましたが、ストレートの最速は152キロ。そして、ただ速いだけではなく、
打者の近くで落ちることなくむしろ浮き上がって見えること。早稲田の打者はほとんど
ボールの下を振ってましたから。
結果 被安打6、失点1,奪三振はなんと14
◆藤川投手を思い出す火の玉ストレート
177㎝は投手としては決して大きくありません。豪快に足をあげるフォームはヤクルト
の小川投手に似ています。が、球の伸びは元阪神の藤川投手を思い出させます。
”火の玉ストレート” という表現がピッタリなくらいに生きたボールで
打者を正に”ねじ伏せる” 圧巻のピッチングでした。
全身をフル稼働させて投げるフォームなので肩・肘はもちろんですが、背筋や腰等の
ケガが心配になります。酷使されるこなく順調に伸びて欲しいです。そうすれば大学球
界を代表するピッチャーとして3年後のプロ入りは確実でしょう。プロ入り後はタイプ
としては藤川投手同様にクローザーが向いているのではないでしょうか。
後は落ちるボールがあれば鬼に金棒ですね。
ちなみに私は法政の回し者ではありません。家族含め誰も関係者は居ません。
ただ、篠木君に目を奪われたので今後も追いかけたいと思います。
◆篠木投手のプロフィール(同野球HPより引用させていただきました)
https://hosei-baseball.jp/system/prog/member.php?mode=pc&kind=individual&id=AH21SK0
◆昨日の試合ではありませんが篠木投手紹介動画
(東京六大学野球公認チャンネルから引用させていただきました)