私にとっては待望の大学野球シーズンのスタート。
関西学生リーグではひと昔前なら京大を除く5校の争いという様相でしたが、近年は
京大も力をつけており、決して「お客さん」ではなくなっているのですが・・・
春のリーグ戦開幕節でいきなり京大が関大から勝ち点をゲットしました。3試合の
スコアが
1回戦 関大 2-4 京大〇
2回戦 〇関大 4-2 京大
3回戦 関大 2-4 京大〇
とうことですので、たまたまとかまぐれとかではなく、3試合ともがっぷりと互角に
渡り合い競り勝ったということが窺えます。
◆京大の強化体制
京大と言えば 元ソフトバンクでかつては報徳学園のエースとして甲子園を沸かせた
近田怜王さんが今季から監督に就任。高校時代めちゃくちゃ覚えてますよ。勝ち気そう
で、でも愛嬌のある風貌で野球少年そのものって感じの選手でした。2017年からコーチ
としてチーム強化に関わっており着実に成果が見えてきておりました。
「負けてもともと」とハナから諦めるんではなく、しっかり勝負出来るチームになって
きたと思います。今年のチームにはプロからも注目されるエース水口君(膳所高)を
中心に投手力が底上げされており、失点が計算出来るチームになっています。投手力が
安定すれば落ち着いて攻撃に集中出来るのです。これも近田効果なのかもしれません。
◆力はあるはずの関大
一方の関大、昨秋はリーグ優勝。経験者が残る今季も優勝候補の一角と見られておりま
したが、開幕節でまだ調子が上がらない時期としても思わぬ結果だと言えるでしょう。
以前にも書きましたが京大のスタメンを見ますと、錚々たる進学校の名前が並びます。
そう、シンプルに頭で入ってきた選手達です。
関大はと言うと、スポーツ推薦、指定校など色々あるでしょうが、例えば今日の
第3戦のスタメンを例にしますと、広陵、愛工大名電、佐久長聖、近江、大阪桐蔭、
などの名前が並びます。油断したわけではないでしょうが、逆に言うと、本気で負けて
いるということですからファンや関係者からは厳しい目で見られることでしょう・・・
それは仕方のないことです。リーグ屈指のエース定本君(三重高)や甲子園での活躍が
記憶に新しい有馬君(近江高)など力があるはずの選手が揃っていますから第2節以降
の巻き返しに期待です。
今節は観戦に行けませんでしたが、4月と5月に1日ずつ観戦に行く予定を立てています
のでまたレポートしたいと思います。