関西学生アメフト DIVISION1 最終節
充分可能性として考えられていたが、出来ればそうならなきゃいいなと恐れていたこと
が起きてしまった。
11/26 14:00 関学vs関大 @万博競技場
ここまで全勝の関学が勝てば7戦全勝で文句なしの単独優勝。
関大が勝てば、立命を含む3校が6勝1敗で並ぶことになり、
連盟の規定では勝ち点制を採っているので 3校が勝ち点18で並んで同時優勝。
そして甲子園ボウルにつながる大学選手権の出場権は なんと 抽選で決めるという。
事前に決まっていたルールなので不公平とは言えないが、学生生活をアメフトに
捧げてきた選手達にとってこのルールはあまりにも酷だし、見ている側にとっても
釈然としない。関学応援の私としては すっきりと全勝優勝してくれと願っていた。
が、結果は
攻めた関大、受けてしまった関学
●関学13‐16関大〇
前半攻めあぐねた関学、後半に入って関大が立て続けに2つのタッチダウンで
ちなみに 3校の直接対決は
10/29 〇立命38‐27関大●
近年は関学が最も安定していて、王者として君臨していたが、よく言われるのが
関学は組織力があって、ミスが少なく、負けない戦いぶり。対して立命や、関大は
完成度で関学に一歩遅れを取っているが、パワーやスピードでは決して負けて
いないと評価されることが多い。私はそこまで詳しくないのでこういう評価については
さらっと流すとして、ここで言いたいのは
3校の力関係からして、如何に関学が強いと言っても、関大、立命も力は接近していて
作戦や展開次第では今日のような結果も充分有り得た。そして4番手のチームとは少し
差が感じられるので3校の同率優勝は充分予想されたこと。
あっけない運命の抽選会
今日の関関戦の試合終了から程なくして、
競技場内でみんなが見ている中で3校主将による抽選会。
立命は今日は試合が無かったので主将と4年生幹部が万博競技場に来ていた。
プロ野球のドラフト会議のようにそれぞれ封筒を引いて、中の紙を見るスタイル。
厳しいトレーニングに耐え、3か月をかけてリーグ戦を戦ってきたというのに
紙切れ一枚であまりにもあっけなく運命が決まってしまう。
祈るような関学、関大両校の応援団とファンや関係者達。
そして関学の海崎主将が当たりくじを引いて大学選手権の出場権を得た。
冷酷な現実
打倒関学を果たした余韻に浸る間もなく冷酷な現実を突きつけられた関大。
関学の応援団やスタンドの様子は動画で上がっていたが、
抽選で大学選手権出場が決まった瞬間 涙を流して喜びを爆発させていた。
もちろん喜んでいい。でも・・・関大の選手や関係者、応援団の気持ちを考えると
手放しでは喜べない。また、立命が当たりくじを引いても少なからず遺恨と言うか
素直に喜べない、あるいは祝えない空気になっていたのではないか。
来年に向けて・・・
既にネットでは色々な意見が飛び交っているが、勝ち点で並んだ場合は
*リーグ戦全体での得失点差 あるいはタッチダウン数
*当該チーム間での勝ち負け
*当該チーム間での得失点差 あるいはタッチダウン数
*野球のタイブレークやサッカーのPK戦のように プレーオフを行なう
などの方法で 明確に白黒を規定して欲しいところ。その方が選手も見ている側も納得
しやすいはず。誰も抽選なんて望んでない。連盟には是非とも改善して欲しい。
ともかく、関学は大学選手権6連覇の挑戦権を得た。
来週は九州大学との準決勝、そして12/17(日)の甲子園ボウルでは法政との対戦が濃厚。
戦力的には5連覇の去年より上じゃないかと思っているが、個々の技量よりも
戦略・戦術がものをいうスポーツだと思うので何が起こるか分からない。
今日の負けをいい薬にして、しっかり反省点を潰して甲子園ボウルに向かって欲しい。