【継続は力】 名もなきおじさんの人生後半戦!

生まれて半世紀が過ぎました。人生100年時代も後半戦。名もなき普通のおじさんの今持っている情報と、 これからの新たな学びや発見を気ままに発信します。

#14 【プロ野球】2021.10.1 斎藤投手ついに引退

近年は毎年のように戦力外が噂されていた日本ハムの斎藤投手。

 

昨年オフには肘の靭帯断裂の手術を受けるという報道もあり、

手術を受ければ来シーズン、つまり2021年はリハビリで投げられない。

当時すでに32歳、

それでも日本ハムは斎藤に時間を与えるのか、

戦力外にしてあげた方が寧ろ斎藤のためになるのでは・・・

 

などと声高に囁かれておりました。

結果何らかの話し合いがあったことと思いますが、手術を回避し

保存療法で再起を目指すことを選択しました。

 

今季も1軍登板どころか2軍でもほとんど出番はなく、出ても打ち込まれることが

多かったようで、

スピードもないし、

昔からのファンからしたら 「もうやめて!」

と言いたくなるような惨めな状況。

 

甲子園のスターは大学時代に神宮でも輝き続けましたがプロでは結果が出なかった。

周りは好き勝手言いますが、

光と影 両方を経験した者として

伝えられることがあるんだろうと思います。

 

戦力外通告という形ではなく、本人の意志による「引退」となったのはドラフト1位

に対する球団の温情ということでしょう。

とても頭の良い方だと思うので 恐らくは日本ハム球団が何らかのポストを

用意するのではないでしょうか? スカウトとか広報とかよく分かりませんが。

 

大学に行かずに早稲田実業から即プロに行けば良かったのではないか

という人もいますが、それこそタラレバの話です。

高校時代の斎藤は完成度は高かったですが、決して「超高校級」と騒がれた

わけではない。「ハンカチ王子」などともてはやされて少々過大評価されてた

部分があると思います。

しかし、早熟かと思いきや 早稲田大学では完成度に磨きがかかり

1年春のリーグ戦でいきなりMVPの活躍、

その後も順調に活躍を続け

4年間で30勝300奪三振という金字塔を打ち立てました。

これって大学野球に興味がない方にはすごさが分からないと思いますが、

昨年のドラフトで同じく早稲田大学から楽天に入った早川投手の4年間の勝利数が

確か10勝くらいだったと思いますから少なくとも大学時代の斎藤は間違いなく

すごかったのです。

 

高3の斎藤は夏の甲子園で優勝したけれども

元々の評価では田中将大が世代ナンバーワンと言われ、斎藤はそこまでの評価では

なかった。恐らくは冷静に自分の実力を判断して大学進学という選択をした。

それは正しかったんだろうと思います。

そして大学ではちょっと勘違いしてしまうような活躍が出来てしまった。

人気が低迷していた六大学が大盛況となり、高校時代のアイドルっぽさが抜けて

ヒーロー的存在になった。勘違いしても仕方無いのかもしれませんね。

 

スポーツ選手には人それぞれ成長曲線というものがあります。

高校時代に活躍出来たからと言って大学で通用するとは限らない。

大学時代に活躍出来たからと言ってプロで通用するとは限らない。

その逆もあり。

 

甲子園のスターがプロで伸び悩み、後から入った若手にレギュラーを奪われるとか、

今はプロで大活躍しているけれども高校時代無名であって、大学で急激に力をつけて

プロに辿り着いた選手は数知れずいるものです。

 

私は幼少のころから高校野球に関してはなかなかのガチ勢ですので

あの年の甲子園はどんなだったか

あの世代にはどんな選手がいてプロではどうだったか

などもう少し深い話が出来ると思いますので、今日はひとまず斎藤投手の話として

追い追い色々な選手のことも書いてみたいと思います。